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調査・研究活動【公益目的事業1】の概要

健康問題に関する調査・研究経済に関する調査・研究生きがいに関する調査・研究
国際比較を枠組みとした調査・研究調査・研究活動の成果意識啓発活動
活動成果の普及活動公益財団への移行、事務所の移転会議の開催

高齢社会における生きがいに関する調査・研究

(1) 生きがい感、生きがい感尺度に関する研究

サラリーマンの職業的な引退後の意識やライフスタイルに関するインタビュー調査を通して、就業時から引退生活にかけての生きがい感の変化やその心理的プロセスについての研究を行ない、学会発表を行なった。次の研究のテーマとして、定年退職−再雇用−職業的引退を経験したサラリーマンの心理的な問題について文献検索および予備調査を行なった。

(2) ダイヤ・アクティブエイジング・アソシエイション(DAA)

当財団の賛助会員会社出身の退職高齢者の集団「ダイヤ・アクティブエイジング・アソシエイション(DAA)」の親睦・交流活動や地域社会参加・貢献活動等を「いきいき高齢者づくり」のモデルと位置付け、調査・研究を行った。その一環として、DAA会員を対象としたアンケート調査を実施し(257件回収、回収率80.6%)、集計結果を分析した。

(3) 都市高齢者の社会関係周縁部に関する研究

日常の交流において多くを占める周縁部の関係(親族外の他者)の実態およびその効用を調査するため、都市郊外の一般高齢者を対象に参与観察を行った。それらの結果をまとめ日本建築学会大会にて発表を行った。また、古谷野亘教授(聖学院大学)、西村昌記教授(東海大学)、菅原育子助教(東京大学)と定例研究会を開催し、それらを定量的に把握するための指標の開発を行った。周縁部の測定指標に関する文献レビューを、資料論文として「老年社会科学」に投稿した。

(4) 中高年の交流媒体としての電子メールに関する研究

(社)シニア社会学会の高齢期のICT活用チームと連携し、東京都江戸川区において、中高齢者が関係を取り結ぶ他者たちと交流するための媒体(交流媒体)としての電子メールの利用実態について、アンケートおよびインタビュー調査を行った。
また、身体能力が低下傾向にある後期高齢期における利用に焦点をあて、平成22年6月からダイヤネットとの共同研究を開始し、例会やイベントでの参与観察に加え、平成23年1月からダイヤネットの後期高齢メンバーおよび退会者を対象とした個別インタビュー調査を実施した。

※ダイヤネット:インターネット普及当初から、Web会議室や電子メールを活用して会を運営してきた退職者の集団

ダイヤ財団の研究報告書や刊行物について

ダイヤ財団では高齢社会における「健康」「生きがい」等の諸問題について調査・研究活動を学会報告するとともに、主なものを研究報告書として発表しています。また、「ダイヤニュース」や「ダイヤ財団新書」などの財団刊行物をご希望の方は、下記までお問い合わせください。

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