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2023年度

科学的介護のための介護事業所向け研修ツールの開発

研究者
佐々木晶世
共同研究者
池上直己(慶應義塾大学)、五十嵐歩(東京大学)、高野龍昭(東洋大学)他
研究期間
2023〜2024年度
研究概要

介護の質をベンチマークする国家的プロジェクト「科学的介護情報システム(LIFE)」が2021年にスタートし、介護事業者への定量的な評価結果も段階的にフィードバックされ始めている。しかしながら、フィードバック情報には評価結果をサービスの質の向上につなげるための具体的な方策が示されておらず、LIFE を介護現場のPDCAサイクルに組み込む上での大きな障壁になっている。ダイヤ財団では、これまで国際標準のインターライ方式による「質の評価(QI)研究」を通じて、介護事業者に対して質の評価結果と同時にケアプランを見直すべき対象者の情報をフィードバックしてきた。本事業では、これまでの取り組みをさらに進め、LIFEの評価項目に対応した形で、ケアプランの見直しにインターライ方式の「ケア指針(CAP:キャップ)」を活用することで、LIFEをPDCAサイクルにつなげる研究に取り組む。

2023 年度は、LIFEのフィードバック項目である ADL、転倒、栄養、褥瘡等に対応するCAPを参照できる教材およびその活用方法を作成し、協力介護事業所において実際に研修を試行する。

担当者:佐々木 晶世(ささき あきよ)研究員のご紹介ページへresearchmapへ別ウィンドウで開く

(公財)ダイヤ高齢社会研究財団 主任研究員

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