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2023年度

家族介護者の心身の健康状態と支援方策の検討

研究者
佐々木晶世
研究期間
2023〜2024年度
研究概要

地域包括ケアシステム推進のもと、地域に暮らす要介護高齢者および家族介護者は今後さらに増えると予測され、これまで以上に介護者の健康保持や介護終了後の生活(介護離職予防)を見据えた総合的な支援が重要となってくる。しかしながら、わが国の公的介護保険は要介護者の自立支援を柱としており、欧州のような介護者の休息やエンパワーメントを含む介護者支援の公的施策が不足している。

一方、介護支援専門員にはケアマネジメント業務の一環として介護サービス利用者の居宅に月1回以上の定期的な訪問(モニタリング)が義務付けられている。そこで本事業では、介護支援専門員によるモニタリング時に家族介護者の心身の健康状態と支援ニーズを把握する新たな介護者支援プログラムの可能性を検討する。

2023年度は、介護者をアセスメントする指標や手法を文献調査等から選定した上で、居宅介護支援事業所の協力を得て定期モニタリング時に介護支援専門員による介護者アセスメントを試行し、家族介護者の反応等を含めたデータを収集する。

担当者:佐々木 晶世(ささき あきよ)研究員のご紹介ページへresearchmapへ別ウィンドウで開く

(公財)ダイヤ高齢社会研究財団 博士研究員

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