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2025年度
高齢者のAging in placeに寄与する住環境の研究
- 研究者
- 土屋瑠見子
- 共同研究者
- 佐野友紀(早稲田大学)、北村智美(医療経済研究機構)、Björn Slaug(ルンド大学)他
- 研究期間
- 2024〜2026年度
- 研究概要
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住環境アクセシビリティとは、「個人が目的の場所に到達したり、目的の物を使うことを住環境が促進/阻害する程度」と定義される。住環境アクセシビリティが確保できることにより、要介護高齢者の残存能力が最大化し主観的Well-beingの維持に寄与することが期待できるが、日本では評価指標が存在せず検討が進められていない。
本研究では、要介護高齢者の住環境アクセシビリティが主観的Well-beingに関連するプロセスの解明を目的とする。そのために、2017年から開発している住環境評価指標の妥当性・信頼性・実施可能性の検証、住環境アクセシビリティと主観的Well-beingとの関連について調査研究を行う。2025年度は、前年度に引き続き住環境評価指標の信頼性・実施可能性に関するデータを収集・分析し、対外発表を行う。また住環境アクセシビリティと主観的Well-beingの調査準備を進める。Aging in place(住み慣れた街で年を重ねる)に資する住環境を検討するためのデータとして、高層階居住が健康や医療・介護サービスに与える影響について検討し対外発表する。
担当者:土屋 瑠見子(つちや るみこ)研究員のご紹介ページへresearchmapへ
(公財)ダイヤ高齢社会研究財団 主任研究員
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