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2012年度

[生きがい]に関する研究都市高齢者の社会関係周縁部に関する研究

概要

研究名
都市高齢者の社会関係周縁部に関する研究
外部助成
申請中
背景又は
社会的関心
高齢期の社会関係の総体を考える上で日常生活を通じて出会った挨拶や顔見知り程度の親族以外の他者が占める割合は大きい.この他者は,サポートの提供者となりえる可能性は少ないが,地域での社会的孤立の防止や見守り,地域活動への参加のきっかけといった,重要な役割を果たす事が予測される.
目的
本研究では,職住分離が進み,社会関係が希薄だと指摘されている都市部において,一般高齢者が取り結ぶ親族以外の他者の様態と成立・発展のメカニズム,それらの関係が当該高齢者に及ぼしている影響について,明らかにすることを目的とする.
内容又は方法
平成25年度の定量調査実施にむけたプレ調査(個別インタビュー,モニター調査)を実施した.

  • 1.月例研究委員会の実施(平成19年10月〜継続)
    社会的ネットワークの研究者(古谷野教授,西村教授,菅原助教)を中心に,測定指標および調査手法の具体化
  • 2.参与観察およびプレ調査
    これまでの参与観察を継続すると共に,フィールドで関わる中から協力者を募りプレ調査を行っている
従事者
澤岡
調査対象
平成18年から,都市部の一般高齢者を対象に継続している参与観察の対象者
(杉並区,川崎市,横浜市など)
関係先・協力者
聖学院大学 古谷野亘教授,東海大学 西村昌記教授,東京大学 菅原助教
杉並区区民生活部,川崎市経済雇用部など
研究成果の
公表・普及計画
日本老年社会科学会での発表および投稿,明治安田生活福祉研究所調査報「生活福祉研究など関連する機関紙での執筆
参与観察の一環として取り組む各種講座(認知症予防,コミュニティビジネス起業,まちづくり)での成果の公表
期間及び将来計画
周縁部の緩やかな社会関係の様態やその効用といった得られた基礎的なデータをもとに,社会活動やまちづくりの現場での新たなモデル構築を目指す

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