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2012年度
[健康]に関する研究「うつ予防プログラムの応用および効果検証」事業 2009年度〜2014年度
概要
- 研究名
- 「うつ予防プログラムの応用および効果検証」事業
2009年度〜2014年度 - 外部助成
- 有(申請先:文部科研2012基盤C)
- 背景又は
社会的関心 - 高齢者の介護予防において、うつ予防は早期に取組むべき重要な課題の一つである。本研究は地域在住高齢者のメンタルヘルスの維持向上を図ることを目的とし、ポジティブ心理学的アプローチを主なツールとしたうつ予防プログラムの有効性について、下記の視点から検討を行う。
- 目的
-
- 1. うつ予防プログラムのうつ状態に対する短期・中長期的効果の検討
- 2. うつ予防プログラムの効率性を示すため、経済面の評価を行う
- 内容又は方法
- 研究デザイン:RCT法、介入研究
対象地域:都市部&農村部
対象者数:介入群100名、対照群100名
介入プログラムの内容:通所型うつ予防教室、12回、3カ月間
評価方法:ベースライン調査とフォローアップ調査、市からのデータ提供
調査回数:4回・開始時(B)→3ヵ月後(F1)→6か月後(F2)→12ヶ月後(F3)
調査方法:会場で実施する(自記式調査表)
主な評価指標:メンタル面:抑うつ状態(GDS)、不安(STAI)、不眠(AIS)、主観的幸福感(10段階)事後指標:要支援・要介護認定状況、介護費、死亡、転出 - 調査対象
- A市:介入群50名、対照群50名(市の事業:120〜200人予定 委託費による)
B市:介入群50名、対照群50名(市の事業:50人予定、費用はB市負担) - 従事者
- ・財団内:兪今、兪峰、安
・財団外:桜美林大学加齢発達研究所 新野直明教授(共同研究者) - 関係先・協力者
- 桜美林大学加齢発達研究所、A市担当者、B市担当者
- 研究成果の
公表・普及計画 -
- 1. 事業成果については、関連団体に報告書として、フィードバックし、成果の活用および今後の事業計画に役に立てる。
- 2. 研究成果は学会、投稿論文で公表し、新たな科学的知見を提示する。
- 3. 事業成果、研究成果を活かし、普及啓発のためのホームページや発行物を作成し、関連団体に提供する。
- 4. 成果物の発行:指導者のためのうつ予防マニュアル
- 5.関連資料追加印刷
- 期間及び将来計画
- 介護予防サービスとして定着させるための普及啓発及び従事者育成等
学術的な場への発表及び学術誌への投稿
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