［生きがい］に関する研究及び事業中高年者の交流媒体としての電子メールに関する研究

日々の交流に電子メールなどのＩＣＴ(情報通信技術)を利用している世代が高齢化するのに伴い、高齢期の社会関係のあり方も変化していくことが予想され、これを前提にした生きがい支援や孤立防止対策を考えていくことが求められている。

概要

研究名

中高年者の交流媒体としての電子メールに関する研究

外部助成

文部科研基盤Ｂ特設分野ネオ・ジェロントロジィ―(申請中)

目的

本事業では、電子メールなどのインターネットを介したコミュニケーションの実態を明らかにしていくのと同時に、孤立予備軍にある在宅の高齢者を対象にした孤立防止防止モデルの開発を行う。

期間

2011～2017年度

内容

これまで、平成21年度大川情報通信基金、平成22年・平成23年度福祉医療機構の助成を受け、シニア社会学会・高齢期のＩＣＴ活用チーム(袖井孝子先生：お茶ノ水女子大学、荒井浩道：駒澤大学、森やす子：お茶ノ水女子大学)と、東京都江戸川区をフィールドに孤立防止モデルの開発にむけた社会実験を行ってきた。本年度も、江戸川区において地縁団体やＮＰＯと共に社会実験を継続する。

対象フィールド

東京都江戸川区

従事者・協力者

財団内：澤岡詩野

財団外：袖井孝子(東京家政学院大学)、荒井浩道(駒澤大学)、森やす子(お茶ノ水女子大学)、江戸川区、株式会社ＳoftＢank

最近の主な成果

[論文]

荒井浩道・袖井孝子・澤岡詩野他：「社会的孤立防止にむけた都市中高年者のICT利用に関する研究；テキストマイニングによるナラティヴ・データの分析」駒澤社会学研究、№43：81-104(2011)
澤岡詩野・袖井孝子・森やす子・荒井浩道「高齢者の非親族との電子メールを介した交流の特性」社会情報学　2(3), 15-26 (2014)