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2015年度

[健康]に関する研究及び事業家族介護者への支援に関する研究

介護保険制度施行後も、在宅介護には家族介護者の役割は大きく、その負担も軽減していないとされる。家族介護者支援は、制度上、任意事業の位置づけのため支援体制は遅れており、実施されている事業も精神面のサポートを意識した家族会の運営が大半である。一方で、大半の家族介護者が体調不良を訴えているとされることから、予防の視点からのアプローチが必要である。

概要

研究名
家族介護者への支援に関する研究
外部助成
文部科研「在宅介護による家族介護者の健康への影響と健康支援体制の検討」
目的
本研究では、家族介護者の健康面に焦点をあてた実態把握と支援体制の在り方について基礎的な検討をする。
期間
2013〜2015年度(予定)
内容

介護保険サービス提供事業所・包括支援センター職員等への家族介護者に関する状況把握の実態と対応課題に関する郵送式調査(倫理申請および承認の後、実施)

対象フィールド
家族介護者に関わる各機関職員
従事者
鳥本靖子
最近の主な成果

[論文]

  • Yasuko Torimoto-Sasai, Ayumi Igarashi, Takashi Wada, Yasuko Ogata and Noriko Yamamoto-Mitani, Female family caregivers face a higher risk of hypertension and lowered estimated glomerular filtration rates: a cross-sectional, comparative study, BMC Public Health 2015, 15:177, Published: 22 February 2015 doi:10.1186/s12889-015-1519-6(査読あり)

[学会]

  • Yasuko Sasai, Noriko Yamamoto-Mitani, Hiroko, Shimada-Horikawa, Toshiko Ichirizuka, Ai Fujita, Takashi Wada, Physical Health among Family Caregivers in Japan -Blood Pressure and Serum Chemistry-, The 20th IAGG World Congress of of Gerontology and Geriatrics, Seoul, Korea, July 23-27, 2013
  • Yasuko Torimoto-Sasai, Ayumi Igarashi, Takashi Wada, Yasuko Ogata, Noriko Yamamoto-Mitani, Changes in the physical health condition of family caregivers caring for the elderly at home, The 18th East Asian Forum of Nursing Scholars, Taipei, Taiwan, February 5-6, 2015

担当者:鳥本 靖子(とりもと やすこ)

(公財)ダイヤ高齢社会研究財団 研究員

[主な研究・プロジェクト]

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