平成15年度 活動報告書(概要)
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| 論文・学会発表・国際交流活動 | 意識啓発・活動成果の普及 |
高齢社会における生きがいに関する調査・研究
1. 「高齢社会における企業と地域社会との関係に関する調査研究」(中津川プロジェクト)
研究成果を単行本として取りまとめるための作業を継続中。
2. 都市高齢者の「住」ライフスタイル
平成15年3月に実施した「老後の住まい方およびシニア向け住宅のニーズ調査」(「家族サポート」調査に相乗り)の結果を報告書にまとめた。
[要約]
- 子どもとの同居希望、将来の同居予定をもつ人の割合は、夫婦とも1割に満たなかった。
- 自分の要介護時、配偶者の要介護時、配偶者死別時についても、現在の住まいへの居住継続意向が強かった。
- 居住形態別にみると、借家層で「公的なケア付き住宅」や「公的な介護専門機関」へのニーズが比較的高かった。
- 介護サービス利用の意向は夫婦とも高かった。
3. 「ダイヤ・アクティブ・エイジング」(DAA)
高齢者の自立、生きがいづくりと社会参加、社会貢献を促すため賛助会員会社のOB、現役を会員として平成11年6月に発足させ、当財団が支援。会員数:262名(平成16年3月31日現在)。
本年度は
- 実践的研究としてDAA活動を明確化した「DAA活動の目的と方針」に基づき、会員の地域社会参加,ボランティア活動を推進した。
- グループ間の交流と会員意識高揚のため、年1回の交流会を実施(平成16年1月20日)した。この活動記録として、DAA叢書2「楽しいシニアライフのすすめ5」を編集した(平成16年4月発行)。なお、交流会の企画・実行・DAA叢書の編集は、運営委員会の作業部会(WG)を中心に実施した。
- DAAニュースの紙面刷新を、運営委員会の作業部会(WG)として実施し、平成15年8月より紙面刷新号を発行した。その後も紙面刷新の検討を継続している。
活動グループのトピックスは、以下の通り。
- 「ダイヤかながわ交流会」が、「暮らしいきいきサポートの会」(平成15年1月NPO法人となる)に引き続くプロジェクトとして、小学5〜6年生を対象にした「こどもの科学・社会教室」を立ち上げるべく準備中である。
- 「ダイヤさわやかネット」が、江戸開府400年記念事業のサポートボランティアとして2件の事業に参加した。「ちよだシティアート2003」(平成15年6月〜7月)、「江戸文化体験塾」(平成15年8月〜11月)。
- 「ダイヤネット囲碁会」が、通年で老人ホームを定期訪問し、入所高齢者の囲碁のお相手をするボランティア活動(いわゆる「出前囲碁」)を継続した。
- 「ダイヤ池袋」は「介護保険制度調査」「高齢者医療調査」をグループの作業部会(WG)として実施した。
- 「ダイヤネット常磐」は「介護保険制度調査」をメンバー全員で実施した。
4. 「ダイヤネット」
賛助会員会社の退職者がインターネットと電子メールを用いて、独自のネットワークを構築し、ITを活用した社会参加、社会貢献活動などのライフスタイルを発信する。
活動内容
- ダイヤネットの新「目的と活動方針」の策定
- (財)ニューメディア開発協会のシニア情報生活アドバイザー資格取得(5名)
- ホームページ講習会受講(3名)とダイヤネット新ホームページ作成(平成16年3月運用開始)
- 多摩88ヶ所巡り実施
- 三菱歴史探訪の実施
- 午年秩父34観音、武蔵観音巡りのホームページとCD-Rの製作
- プライベートフォーラムの運営
- 会員・DAA対象の社会貢献グループによるボランティア活動事例集の発行
- IT技術講習会の実施(DOCOKAI、DPCなど)
- 全員集会(活動報告、講演会等)を開催(平成15年6月)
目次
ダイヤ財団の研究報告書や刊行物について
ダイヤ財団では高齢社会における「健康」「生きがい」等の諸問題について調査・研究活動を学会報告するとともに、主なものを研究報告書として発表しています。また、「ダイヤニュース」や「ダイヤ財団新書」などの財団刊行物をご希望の方は、下記までお問い合わせください。
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