平成21年度 活動報告書(概要)
| 健康問題に関する調査・研究 | 経済問題に関する調査・研究 |
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高齢社会における生きがいに関する調査・研究
1.生きがい感・生きがい感尺度に関する研究
- サラリーマン引退者の個人特性や生きがい感、および引退前の就業意識・引退後の生活への意識と、引退後の生活状況の関係を調べ、新たなライフスタイルの獲得のプロセスについて、質的研究を行った。
- 結果として、引退時の就業状態や引退が決まった経緯が、その後の社会交流の状況に影響していることが分かった。
2.都市高齢者の社会関係周縁部に関する研究
- 都市近郊に居住する企業退職高齢者を対象に行っているフィールドワークから、日常の交流において周縁部の関係(親族外の他者)が多くを占め、その存在が当該高齢者の退職後の生活において意味を持つことが示された。これを定量的に検証するために、有識者と定例研究会を開催し、測定指標および調査手法の検討を行った。その際に行った測定指標に関する文献レビューを論文にまとめ、「老年社会科学」に投稿した(査読中)。
3.ダイヤ・アクティブエイジング・アソシエイション(DAA)
- 会員の地域社会参加・貢献活動等を推進するとともに、当財団の調査・研究への協力を得た。
4.DAA活動を対象にした調査・研究
- 企業退職高齢者(DAA会員)の名刺使用状況に見る社会参加意識について調査した。文献調査を実施して先行研究がないことを確認し、DAA会員数名にインタビュー調査を実施した。文献調査結果などに基づいた名刺使用に関するレビューを作成した。
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ダイヤ財団の研究報告書や刊行物について
ダイヤ財団では高齢社会における「健康」「生きがい」等の諸問題について調査・研究活動を学会報告するとともに、主なものを研究報告書として発表しています。また、「ダイヤニュース」や「ダイヤ財団新書」などの財団刊行物をご希望の方は、下記までお問い合わせください。
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