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2023年度

高齢者福祉施設職員の防災・減災意識の向上に関する研究

研究者
上原桃美
研究期間
2023〜2024年度
研究概要

未曾有の災害が頻発するなか、避難の困難性が高い高齢者福祉施設の受ける被害は甚大で、その防災・減災対策の充実は喫緊の課題となっている。一方、施設における「非常災害対策計画」の作成・見直しが不十分である背景には、施設職員の防災意識の低迷が指摘されており、その意識向上に向けた実効的な対策が求められている。本事業では、高齢者福祉施設職員の防災・減災意識の向上に資することを目的に施設職員の防災意識の実態を明らかにするとともに意識の高低に関する要因を解明する研究に取り組む。

2023 年度は、防災対策の充実度(発災時事業継続計画の有無、相互応援協定の締結状況等)が異なる施設(入所 5 か所・通所 5 か所程度)を対象に調査を実施して、防災意識尺度を用いた施設職員の防災意識の程度を明らかにするとともに被災経験の有無や所属施設の特性(施設種別、職員数、防災計画に関する情報等)等を考慮して防災意識との関連を検討する。

担当者:上原 桃美(うえはら ももみ)旧姓中村研究員のご紹介ページへresearchmapへ別ウィンドウで開く

(公財)ダイヤ高齢社会研究財団 博士研究員

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