ホーム > 研究・調査・システム開発(2023年度) > 従業員の主観的Well-beingを向上する介入プログラムの検討
2023年度
従業員の主観的Well-beingを向上する介入プログラムの検討
- 研究者
- 安順姫
- 共同研究者
- 芳賀博(佐久大学)、新野直明(桜美林大学)、森田彩子(東京医科歯科大学)
- 研究期間
- 2022〜2024年度
- 研究概要
-
経営的な視点から従業員の健康の維持・増進と会社の生産性向上を目指す「健康経営」が推進されているが、そのプログラムの中心はメタボリック症候群や生活習慣病の予防が占めてきた。最近は、健康経営に Well-being(以下、WB)の視点を取り入れることが提唱され、人間のポジティブな側面に焦点を当ててWBの向上を目指すプログラムの開発に期待が高まっている。
これまでダイヤ財団では、ポジティブな気分、行動、認知を高めるためのポジティブ心理学的介入(Positive Psychology Interventions: PPIs)を取り入れた「ハッピープログラム」を主に地域高齢者のうつ予防プログラムとして活用してきたが、こうした手法は、高齢者にとどまらず多様な年代層のWB向上にも有力なツールとなる可能性が高い。本研究では、従業員のウェルビーイング向上に有用な修正版ハッピープログラムを開発し、WBへの関心が高い企業での実証実験を通じてその完成を目指す。
2年目にあたる2023年度は、賛助会員企業等からWBへの関心が高い企業をリクルートした上で、関連する部門(人事・総務・産業医・保健師等)へのヒアリングを行い、実効性の高いプログラムの手法や実施方法を検討する。
- 関連する成果
-
[論文]
- 安順姫・芳賀博・新野直明・森田彩子・岩田明子:「地域在住高齢者におけるポジティブ心理学的介入を取り入れたうつ予防プログラムの効果」日本保健福祉学会誌,28(1),1-13,2021.
担当者:安 順姫(あん じゅんき)研究員のご紹介ページへresearchmapへ
(公財)ダイヤ高齢社会研究財団 研究員
[主な研究・プロジェクト]
ダイヤ財団の研究報告書や刊行物について
ダイヤ財団では高齢社会における「健康」「生きがい」等の諸問題について調査・研究活動を学会報告するとともに、主なものを研究報告書として発表しています。また、「ダイヤニュース」や「ダイヤ財団新書」などの財団刊行物をご希望の方は、下記までお問い合わせください。
【お問い合わせ先】
03-5919-1631受付時間:平日9時30分〜16時30分