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2013年度

[健康]に関する研究インターライQIによるケアサービスの質の評価研究

最も高齢化が進展した日本が高齢者ケアにどう対応するか世界が注目している。しかし、わが国にはケアの質を科学的手法によって評価する体制がなく、国際的に見たケアの水準も不明である。一方、財団ではMDS方式のアセスメントデータから国際比較可能な質の指標を算出する研究コンソーシアムを展開しており、これを新しいインターライ方式に対応させ、さらなる発展を目指す必要がある。

概要

研究名
インターライQIによるケアサービスの質の評価研究
外部助成
平成25年度文科省科研費 基盤C(平成25〜27年:4,000千円)
「ケア現場のエビデンス集積を促進する利用者データベースの構築」
目的
本研究では、国際標準であるインターライ方式のアセスメントデータから算出するケアの質の指標 [Quality Indicators:QI] を介護保険サービスの利用者に適用・算出して、日本での活用可能性を検討する。
内容又は方法
《平成24年度-1年次-》:
(1)対象フィールドの確保、(2)ダウンロードプログラム開発、(3)アセスメントデータの収集およびデータベース化

《平成25年度-2年次-》:
(1) 質の指標(HC-QI) の算出、(2) 有用性の検証(実績値の国際比較・リスク調整の妥当性・プロフィールの可視化・質の改善効果)

《平成26年度-3年次-》:総括および成果の公表
調査対象
QIコンソーシアム参加法人の介護施設・高齢者住宅・居宅サービスの利用者
従事者
・財団内:石橋・阿部・五十嵐裕・中村・鳥本
・財団外:池上直己(慶應)・新津ふみ子( 社事大)・高野龍昭(東洋大)・五十嵐歩(東大)
関係先・協力者
介護サービス事業法人 : NPOインターライ日本・NPO ASPIC (ASP・SaaS・クラウド コンソーシアム) ほか
研究成果の
公表・普及計画
関連学会、専門誌での発表、特設ホームページでの成果公表
 
期間及び将来計画
・研究事業は、H25〜27の3年計画
・助成終了後は、コンソーシアムを発展させてQI評価を事業化。

担当者:石橋 智昭(いしばし ともあき)研究員のご紹介ページへresearchmapへ別ウィンドウで開く

(公財)ダイヤ高齢社会研究財団 研究部長/主席研究員

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