ホーム > 研究・調査・システム開発(2021年度) > シルバー人材センター会員の効果的な健康管理に関する共同研究事業
2021年度
シルバー人材センター会員の効果的な健康管理に関する共同研究事業
- 研究者
- 石橋智昭・上原(中村)桃美・森下久美
- 共同研究者
- 東京都町田市シルバー人材センター他
- 研究期間
- 2020〜2022年度
- 研究概要
-
人手不足の深刻化に伴い、企業を中心にシルバー人材センターへの発注が増加している。その一方で、働き手である会員の平均年齢は73歳に達し、高齢化は今後さらに進展すると予測されており、これまで手付かずであった会員の「健康管理」を充実させ、就業可能な期間をできるだけ伸ばすことが新たな課題となってきている。
本研究は、シルバー人材センターの会員が自身の健康度や生活状況等に応じて無理のない仕事や仕事以外の活動を選択することをサポートするシステムを提供することを目的とする。方法は、2019年度にWEB活用型のセルフチェックを試行したが会員のICTスキルの問題からこれを断念し、新たにアンケート用紙方式に改めて再挑戦する。
本年度は、2020年度に限定募集したシルバー人材センター(20カ所程度)での試行テストを継続するとともに、その結果から得られたチェック項目および運用方法等を検証し、会員の回答率や満足度を上昇できる改良版を作成する。
- 関連する成果
-
[学会]
- 中村桃美・森下久美・石橋智昭:「シルバー人材センターにおける就業班リーダーの認知症に対する態度」日本老年社会科学会第62回大会(Vol.42 No.2誌上発表)(2020/6)
- 中村桃美・森下久美・石橋智昭:「認知機能低下が見られる高齢者の就業;都内シルバー人材センター会員を対象に」第78回日本公衆衛生学会総会(2019/10/23-25:高知市)
- 中村桃美・森下久美・石橋智昭:「シルバー人材センター会員が希望しない仕事の特徴」第14回日本応用老年学会大会 (2019/10/19-20、京都府)
- 森下久美・中村桃美・石橋智昭:「シルバー人材センター会員における就業につかない要因の検討」第14回日本応用老年学会大会(2019/10/19-20、京都府)
- 石橋智昭・森下久美・中村桃美・大坪英二郎・塚本成美・渡辺修一郎・松田文子:「シルバー人材センターへの入会者像の変化;3時点10年間の比較」第61回日本老年社会科学会大会(2019/6/6-8,宮城県)
- 中村桃美・森下久美・石橋智昭:「シルバー人材センターにおける退会会員の特性;全国調査からの検討」第61回日本老年社会科学会大会(2019/6/6-8,宮城県)
- 塚本成美・石橋智昭・森下久美・中村桃美・大坪英二郎・松田文子・渡辺修一郎:「シルバー人材センターの80歳以上の会員が担当している仕事の内容と条件」第61回日本老年社会科学会大会(2019/6/6-8,宮城県)
- 森下久美・石橋智昭・中村桃美・大坪英二郎・塚本成美・松田文子・渡辺修一郎:「会員の認知機能低下に対するシルバー人材センターの意識」第61回日本老年社会科学会大会(2019/6/6-8,宮城県)
- 森下久美・中村桃美・石橋智昭:「シルバー人材センター会員における就業につかない要因の検討」第14回日本応用老年学会大会 (2019/10/19-20、京都府)
- Kumi Morishita・Momomi Nakamura・Tomoaki Ishibashi:「The Job Description of Aged 80 and Over;The Case of SHRC In Japan」The 11th Asia/ Oceania Congress of Gerontology and Geriatrics (2019/10/24-27 台湾)
担当者:石橋 智昭(いしばし ともあき)研究員のご紹介ページへresearchmapへ
(公財)ダイヤ高齢社会研究財団 研究部長/主席研究員
担当者:上原 桃美(うえはら ももみ)旧姓中村研究員のご紹介ページへresearchmapへ
(公財)ダイヤ高齢社会研究財団 博士研究員
担当者:森下 久美(もりした くみ)研究員のご紹介ページへresearchmapへ
(公財)ダイヤ高齢社会研究財団 博士研究員
ダイヤ財団の研究報告書や刊行物について
ダイヤ財団では高齢社会における「健康」「生きがい」等の諸問題について調査・研究活動を学会報告するとともに、主なものを研究報告書として発表しています。また、「ダイヤニュース」や「ダイヤ財団新書」などの財団刊行物をご希望の方は、下記までお問い合わせください。
【お問い合わせ先】
03-5919-1631受付時間:平日9時30分〜16時30分