ホーム > 研究・調査・システム開発(2021年度) > シルバー人材センターの就業における事故に関する研究事業
2021年度

シルバー人材センターの就業における事故に関する研究事業

研究者
石橋智昭・上原(中村)桃美・森下久美
共同研究者
公益社団法人全国シルバー人材センター事業協会
研究期間
2020〜2022年度
研究概要

シルバー人材センターでの事故報告を取りまとめている全国シルバー人材センター事業協会の統計によれば、就業に係る重篤事故(死亡または入院6ヶ月以上)の発生件数は、ゆるやかな増加傾向が続いている。このような中、各センターでは巡回指導や技能講習会等の安全就業に向けた取り組み強化を進めているが、就業する会員の高齢化の進展も影響して、事故の増加に歯止めがかからない状況にある。

本研究では、全国シルバー人材センター事業協会との共同研究として、これまで同協会が蓄積した重篤事故報告資料を事例単位のデータベースとして構築した上で、事故の発生状況を多角的な視点から分析することを通じて、効果的な安全就業対策のあり方を探索する。

本年度は、直近年度のデータ供与を含めて引き続き提供資料の整理、データベース化作業を進めながら、共同研究者との検討委員会で分析方法等について検討する。

関連する成果

[論文]

  • 森下久美、渡辺修一郎、長田久雄:「シルバー人材センター会員における運動機能および認知機能と主観的疲労感の関連;屋外作業における検討」.応用老年学,2020;14(1):31-40

[学会]

  • 森下久美・松山玲子・渡辺修一郎・中村桃美・石橋智昭:「シルバー人材センターにおける10年間の重篤事故状況の推移」第15回日本応用老年学会大会(2020/10/2-3、オンライン)
  • 森下久美・渡辺修一郎・長田久雄:「高齢就業者の運動機能・認知機能と就業時の疲労感の関連:シルバー人材センター会員の屋外作業における検討」日本老年社会科学会第62回大会(Vol.42 No.2誌上発表)(2020/6)

担当者:石橋 智昭(いしばし ともあき)研究員のご紹介ページへresearchmapへ別ウィンドウで開く

(公財)ダイヤ高齢社会研究財団 研究部長/主席研究員

担当者:上原 桃美(うえはら ももみ)旧姓中村研究員のご紹介ページへresearchmapへ別ウィンドウで開く

(公財)ダイヤ高齢社会研究財団 博士研究員

担当者:森下 久美(もりした くみ)研究員のご紹介ページへresearchmapへ別ウィンドウで開く

(公財)ダイヤ高齢社会研究財団 博士研究員

ダイヤ財団の研究報告書や刊行物について

ダイヤ財団では高齢社会における「健康」「生きがい」等の諸問題について調査・研究活動を学会報告するとともに、主なものを研究報告書として発表しています。また、「ダイヤニュース」や「ダイヤ財団新書」などの財団刊行物をご希望の方は、下記までお問い合わせください。

【お問い合わせ先】

電話番号03-5919-1631受付時間:平日9時30分〜16時30分