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2021年度

「ハッピープログラム」の介入が軽度要介護高齢者の心身の健康に及ぼす影響

研究者
安順姫
共同研究者
芳賀博(佐久大学)、新野直明(桜美林大学)
研究期間
2020〜2022年度
研究概要

要介護認定を受けた在宅療養中の高齢者を対象とした調査によると、抑うつ状態の出現率は57%と高く、要介護度の上昇に伴い出現率が増加していることが報告されている。高齢者が抑うつ状態に陥ると、生活機能と共に生活の質が低下するため、抑うつ状態の予防を含む精神的健康に焦点を当てた効果的な介護予防サービスの提供が望まれる。近年では、ポジティブな気分、行動、認知を高めることを目指すポジティブ心理学的介入(Positive Psychology Intervention: PPI)が注目を浴びており、これまでの主に若年層を対象とした介入でPPIはwell-beingを向上させ、抑うつの低減にも有効であることが示されている。

本研究では、比較的元気な地域在宅健常高齢者の精神的健康の維持・増進に有効である「ハッピープログラム」による介入が、軽度要介護高齢者の精神的健康に及ぼす効果(介入3ヶ月後、6ヶ月後 )について明らかにする。

本年度は、昨年度の実施結果を踏まえてプログラムの改善を図るとともに軽度要介護高齢者向けプログラムを実施し、ハッピープログラムが軽度要介護高齢者の精神的健康に与える効果について、そのエビデンスを検証する。

関連する成果

[論文]

  • 安順姫、芳賀博、佐藤美由紀:ポジティブ心理学的介入に基づくうつ予防教室終了後の自主グループ活動への継続参加に関する要因.応用老年学,2020;14(1):4-12

[学会]

  • 安順姫・芳賀博・岩田明子:「ポジティブ心理学的介入に基づくハッピープログラムが高齢者の不安に与える影響」第79回日本公衆衛生学会総会(2020/10/20-22、オンライン)
  • 安順姫・芳賀博・岩田明子:「地域在住高齢者の抑うつ症状の変化と発症に関連する要因:4年間の縦断的研究」.第15回日本応用老年学会大会(2020/10/2-3、オンライン)
  • 安順姫・芳賀博・佐藤美由紀:「自主グループ活動を継続させるための支援のあり方〜「ハッピー教室」終了後の自主グループを対象とした検討〜」日本老年社会科学会第62回大会(2020/6/6-7、オンライン)
  • 安順姫・芳賀博・佐藤美由紀:「うつ予防教室終了後の自主活動継続のための支援のあり方」第61回日本老年社会科学会大会(2019/6/6-8、宮城県)

[報告書]

  • 「2014〜2019年度 横須賀市介護予防事業「ハッピー教室」の事業評価」報告書(2020.3)
  • 「うつ予防教室終了後の自主グループ活動定着のための支援に関する調査研究」報告書(2019/3)

[寄稿等]

  • 安順姫「ストレスと向き合う心のケア」(公財)長寿科学振興財団 健康長寿ネット(2020/10/16公開)
  • 兪今「高齢期は、幸せを感じる能力がアップする」清流出版『月刊 清流』2019年1月号(特集「“小さな幸せ”をみつけよう」)

担当者:安 順姫(あん じゅんき)研究員のご紹介ページへresearchmapへ別ウィンドウで開く

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