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意識啓発および活動成果の普及活動【公益目的事業2】の概要

健康問題に関する調査・研究生きがいに関する調査・研究国際比較を枠組みとした調査・研究
高齢社会と企業に関する調査・研究研究成果意識啓発活動活動成果の普及活動
公益財団法人に相応しい財団運営の実施設立20周年記念事業の実施
調査機関・関係団体との交流活動会議の開催評議員・理事・監事・顧問・委員・職員
PDF年表

意識啓発活動

(1)一般向けシンポジウムの開催

1)タイトル
「シニアが拓くこれからの日本−新しい退職後の生き方にチャレンジ−」
2)開催の趣旨・目的
当財団設立20周年記念事業として実施した本シンポジウムでは、都市部の企業退職者のセカンドライフ、サードライフのエイジングをテーマとして取り上げた。
多くの企業人が、定年退職後のセカンドライフにおいて新たな社会とのつながりを見出せないこと、また身体能力の低下や配偶者の介護や死亡といったライフイベントに遭遇することの多いサードライフにおいて社会から孤立していくといった課題が挙げられるためである。こうした課題を克服していくことは、本人や家族の幸せにとどまらず、今後の日本社会のあり方を左右する。
日本の企業人は勤勉で、退職後も知的好奇心が旺盛であることが知られており、当財団と関係の深い高齢者団体のメンバーの中にも、研究サークル、子どもへの科学教育やシニアへのパソコン指導といった活動から、新たに居場所と役割を見出している退職者も少なくない。
そこで、企業人を送り出す企業の方々、また受け入れる側の地域や団体の方々とともに、この課題及びこれを克服していくための知的好奇心をキーワードとした居場所と役割づくりの在り方について考えた。
3)開催日時
平成24年11月15日(木) 13:30〜17:10
4)開催場所
丸の内MY PLAZA ホール
5)参加者数
315名
6)後援
厚生労働省、文部科学省、東京大学高齢社会総合研究機構、桜美林大学老年学研究科、日本老年社会科学会、シニア社会学会、日本応用老年学会、高齢社会NGO連携協議会
7)内容および演者
  • 基調講演「思い切り自分を生かす」
    公益財団法人さわやか福祉財団・理事長 堀田力氏
  • 研究報告「セカンドライフを迎えるにあたっての適応」
    ダイヤ高齢社会研究財団 西村芳貢
  • 研究報告「きたるべきサードライフを迎えるにあたっての準備」
    ダイヤ高齢社会研究財団 澤岡詩野
  • パネルディスカッション
    「退職後いかに自分らしく年を重ねるか −超高齢社会のジェロントロジー−」
    パネリスト DAA ダイヤ常磐 六角昭男氏
    NPO法人 かながわ子ども教室 鳥居圭市氏
    ダイヤネット 辻巖氏
    ダイヤビックひばり会 小川昭氏
    コメンテーター お茶の水女子大学 名誉教授 袖井孝子氏
    桜美林大学教授 長田久雄 氏
    進行役 ダイヤ高齢社会研究財団 西村芳貢、澤岡詩野
8)その他
  • 本シンポジウムの講演録を「財団新書32」としてまとめ、希望者および財団関係者に配付した

(2)社会老年学文献データベース(DiaL)の運営事業

米国においては、学術的学問領域としての老年学(Gerontology)が確立されつつあり、全米退職者協会(AARP)が作成する文献データベースAGELINEは全世界で活用されている。しかしながらAGELINEには、日本語の文献が掲載されていない。
そこで、当財団設立10周年記念事業として、日本初の高齢社会に関する学術論文を網羅した「社会老年学文献データベースDiaL(Dia’s Library on Social Gerontology)」を作成し、平成14年2月からWeb上で公開している。タイトルやキーワードから、各分野の専門家の選定した論文の書誌事項と論文抄録を無料でダウンロードすることができる。
掲載論文の選択は、有識者による「DiaL編集会議」が責任をもって行っている。
DiaLのアクセス数は、ここ数年2万件/年前後で推移している。

  • 平成24年度の更新状況
    第21回更新 平成23年7〜12月発行分 171論文(平成24年5月11日 更新)
    第22回更新 平成24年1〜6月発行分 290論文(平成24年12月21日 更新)
    この結果、収録された論文数は合計7,269本となった。
  • 新規収録雑誌
    第22回更新より『応用老年学』『Psychogeriatrics』の2誌が収録対象に加わり収録対象雑誌は56誌となった。
  • 第3回編集会議開催(平成25年2月8日)
    ダイヤル公開10周年が経過。これまでの実績を振り返り、編集作業上の課題と今後の方向性について討議した。
  • 広報活動
    シニア社会学会誌『エイジレスフォーラム』第10号、日本応用老年学会誌『応用老年学』第6巻に広告を掲載した。

ダイヤ財団の研究報告書や刊行物について

ダイヤ財団では高齢社会における「健康」「生きがい」等の諸問題について調査・研究活動を学会報告するとともに、主なものを研究報告書として発表しています。また、「ダイヤニュース」や「ダイヤ財団新書」などの財団刊行物をご希望の方は、下記までお問い合わせください。

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