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2022年度
シルバー人材センター会員の健康管理ツールの開発と運用方法の確立
- 研究者
- 石橋智昭・上原(中村)桃美・森下久美
- 共同研究者
- 東京都町田市シルバー人材センター他
- 研究期間
- 2022〜2024年度
- 研究概要
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シルバー人材センターと会員の関係は雇用ではなく、入会時に健康状態の申告があるのみで、その後の健康状態を把握する仕組みがなく、会員の健康管理はあくまでも自己責任となっている。しかし、生きがいのための就業を出来るだけ長く続けるためには、加齢に伴う心身の状態変化に応じて、仕事の内容を見直していく事が不可欠である。
これに対して、当財団では独自に開発した健康調査票と解説書を用いた「セルフチェック試行事業」を2019年から十数か所のセンターで実施してきたが、任意のアンケート方式では会員の参加率が低く、また健康チェックの結果を次のアクションにつなげる仕組みの開発を求める声も多く寄せられたため、事業の見直しを図ることとした。
新事業では、会員資格更新時(年1回)に健康調査票の提出を義務化する運用方法に改めた上で、本人の同意をもとに事務局職員やコーディネーターが情報を利活用する新たな「健康管理ツール」を提案する。今年度は、文献調査および実務者ヒアリングから健康調査票と運用方法をまとめた健康管理ツール(Ver.1)を作成し、次年度以降に複数センターでの実証実験を通じてブラッシュアップを行い、全国のセンターに実装可能な健康管理ツールの完成を目指す。
- 関連する成果
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[学会]
- 上原(中村)桃美・森下久美・石橋智昭・本橋昇・姉崎猛:「ホワイトカラー出身のシルバー人材センター会員における就業マッチングと退会」第16回日本応用老年学会大会(2021.11 オンライン)
- 上原(中村)桃美・森下久美・石橋智昭:「シルバー人材センター会員の年間総所得額とセンター収入との関連」日本老年社会科学会第63回大会(2021.6 オンライン)
- 中村桃美・森下久美・石橋智昭:「シルバー人材センターにおける就業班リーダーの認知症に対する態度」日本老年社会科学会第62回大会(Vol.42 No.2誌上発表)(2020/6)
- 中村桃美・森下久美・石橋智昭:「認知機能低下が見られる高齢者の就業;都内シルバー人材センター会員を対象に」第78回日本公衆衛生学会総会(2019/10/23-25:高知市)
- 中村桃美・森下久美・石橋智昭:「シルバー人材センター会員が希望しない仕事の特徴」第14回日本応用老年学会大会 (2019/10/19-20、京都府)
- 森下久美・中村桃美・石橋智昭:「シルバー人材センター会員における就業につかない要因の検討」第14回日本応用老年学会大会(2019/10/19-20、京都府)
- 石橋智昭・森下久美・中村桃美・大坪英二郎・塚本成美・渡辺修一郎・松田文子:「シルバー人材センターへの入会者像の変化;3時点10年間の比較」第61回日本老年社会科学会大会(2019/6/6-8,宮城県)
- 中村桃美・森下久美・石橋智昭:「シルバー人材センターにおける退会会員の特性;全国調査からの検討」第61回日本老年社会科学会大会(2019/6/6-8,宮城県)
- 塚本成美・石橋智昭・森下久美・中村桃美・大坪英二郎・松田文子・渡辺修一郎:「シルバー人材センターの80歳以上の会員が担当している仕事の内容と条件」第61回日本老年社会科学会大会(2019/6/6-8,宮城県)
- 森下久美・石橋智昭・中村桃美・大坪英二郎・塚本成美・松田文子・渡辺修一郎:「会員の認知機能低下に対するシルバー人材センターの意識」第61回日本老年社会科学会大会(2019/6/6-8,宮城県)
- 森下久美・中村桃美・石橋智昭:「シルバー人材センター会員における就業につかない要因の検討」第14回日本応用老年学会大会 (2019/10/19-20、京都府)
- Kumi Morishita・Momomi Nakamura・Tomoaki Ishibashi:「The Job Description of Aged 80 and Over;The Case of SHRC In Japan」The 11th Asia/ Oceania Congress of Gerontology and Geriatrics (2019/10/24-27 台湾)
担当者:石橋 智昭(いしばし ともあき)研究員のご紹介ページへresearchmapへ
(公財)ダイヤ高齢社会研究財団 研究部長/主席研究員
担当者:上原 桃美(うえはら ももみ)旧姓中村研究員のご紹介ページへresearchmapへ
(公財)ダイヤ高齢社会研究財団 博士研究員
担当者:森下 久美(もりした くみ)研究員のご紹介ページへresearchmapへ
(公財)ダイヤ高齢社会研究財団 博士研究員
[主な研究・プロジェクト]
ダイヤ財団の研究報告書や刊行物について
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